幼少期から星空に魅了されて、はや20数年。
学生時代に星空をめぐる世界一周もしてきて、
大人になって好きな事が仕事になった。
大切な人と結婚をする前に
世界一周で巡り合った世界一周仲間たちと久しぶりに集まって
あの頃を思い出し、語り明かそう。

選んだのは星が綺麗で都内からも行きやすい長野。
南東が開けており、周辺の明るさもない、独立された庭付きのコテージを貸し切りに。
世界一周中、みんなが節約するためにそれぞれ工夫して、
アイディアをシェアをした「旅行飯」を作りたかったから
キッチンが充実している施設をチョイス。
旅行飯と一緒にこの日の為に取り寄せた海外のお酒を飲んで
思い出話に花を咲かせる。

22時を回ったころから、庭に並べたサマーベッドで八木座流星群を鑑賞。
星と旅がつないでくれたこの縁を、結婚しても大切にしていきたい。

ギターやラテン音楽が好きな仲間たち。
あの時の様に気ままにギターを弾いて、歌いながら時間を過ごしたい。
そして特別にDJも呼んで、庭での星空観賞の時もヒーリング音楽を聴きながら
聴覚からも幻想的な空間と心地よさを演出。

会場は、勿論、星野のアイテムをいたるところに散らす。
流星群を見るために設定した今日はほぼ新月だから
月も楽しんでほしいと思って月のランプも用意した。

星と月に加えて、大切にしたのは時計。
部屋の色々な所に置いておいた。
これらの時計は日本だけではなく、バリ・ブラジル・ハワイ・ニューヨーク等
ぼくたちが回った場所の時間を指すように設定している。
どこにいても同じ星空の元、同じ時を過ごしているんだと
あの旅で実感できたからこそ。

そして僕の腕には、彼女とペアのチェコ時間を指している時計。
星空が好きだから世界中の星空を見てきたい。
ただそれだけで日本を飛び出してきたけど、
そんな僕を彼女は優しく待っていてくれて
そして海外に慣れていないのに一人で飛行機に乗ってチェコまで来てくれた。
プロポーズの指輪の代わりにプレゼントした
思い出の土地チェコの時間を指している腕時計。
離れていても同じ時間を。